不動産を売却する際に、リフォームせずに売るか、リフォームしてから売るか、どちらが良いかは、物件の状態、市場の状況、売主様の予算や時間など、様々な要因によって異なります。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
・売却までのスピードが速い
リフォームにかかる時間や手間が省けるため、すぐに売却活動を開始できます。
・コストを抑える事ができる
リフォーム費用がかからないため、手元に残る金額が大きくなる可能性があります。
・購入者の自由度が高い
購入希望者は自分の好みに合わせて自由にリフォームできるため、現状渡しの物件を好む人もいます。
デメリット
・売却価格が低くなる可能性がある
内装や設備が古かったり、傷んでいたりすると、購入希望者はそれを理由に値下げ交渉をしてくることが多く、希望価格で売却できない可能性があります。
・購入者が見つかりにくいことがある
多くの人は、購入後すぐに住める「きれいな状態」の物件を好むため、内見時の印象が悪く、なかなか買い手が見つからないことがあります。
メリット
・高値で売却できる可能性がある
きれいな状態にすることで、物件の魅力を高め、高値での売却を期待することができます。
・購入希望者が見つかりやすい
多くの人のニーズに合う状態になるため、スムーズに購入希望者が見つかりやすくなります。
・内覧時の印象が良くなる
清潔感があり、すぐに住める状態になっているため、内覧に来た人に好印象を与えやすいです。
デメリット
・リフォーム費用がかかる
当然ながら、リフォーム費用が発生します。リフォーム内容によっては、費用がかなり高くなることもあります。
・売却までに時間がかかる
リフォームの期間が必要となるため、すぐに売却したい場合には不向きかもしれません。
・リフォーム内容が買い手の好みに合わない可能性がある
どんなに良いリフォームをしても、購入希望者の好みに合わないこともあります。その場合、リフォーム費用を回収できない可能性もあります。
物件の状態で判断する
築年数が浅く、状態が良い場合は、小規模なリフォーム(ハウスクリーニング、クロスの張り替えなど)で十分な場合があります。しかし、築年数が古く、状態が良くない場合は、大規模なリフォームが必要となる場合があります。その費用が売却価格に上乗せできるか慎重に検討する必要があります。
市場の状況
買い手市場(物件の数が多い)の場合はリフォームして他の物件と差別化を図る方が、売却しやすい場合があります。反対に、売り手市場(物件の数が少ない)場合は、リフォームしなくても、現状のまま高値で売却できる可能性があります。
ご自身の状況
現金化を急いでいる場合には、リフォームせずに売る方が、時間とコストを抑える事ができますが、少しでも高く売りたいという希望がある場合は、リフォーム費用をかけて、高値での売却を狙うというのも一つの選択肢となります。
まずは、ご自身の物件を査定依頼してください。現状のままだといくらで売れるか、リフォームした場合はいくらで売れそうか、具体的な金額を比較してみることをお勧めします。そのうえで、売却時期などを総合的に判断して、最適な方法を提案させていただきます。
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